−僕の好きな車達−

TOYOTA


ソアラ

Z20系

   

↑ハイテクの粋を尽くした2代目ソアラ。若者のプレステージカーとして、最高の地位を得ていました。

昭和61年にデビュー。国内最高出力230馬力(ネット)の7M−GTEUをトップレンジに、先代のバランスの良いフォルムを活かしつつも未来的なフラッシュサーフェススタイルで登場した。プレジとかセンチュリー以外で500万を超えた車は、確かこのZ20ソアラが初めてだったと思う。時はバブル期に向けた好景気の世の中で、高級志向が高まりつつある中だったので、「名実ともに(価格も含めて)輸入車とタメを張れる様になった」と評論されていた。そんな車なので、皆憧れないワケが無く、高い車にも関わらず良く売れていた。スタイルの良さはもちろんの事、インテリアも凄かった。文字が遠くに見えるデジパネ、スエード調のダッシュボード(3000のリミテッド)、そして狭い所でも乗り降りがしやすい独特の開き方をするドア、などなど。コイツは僕が18歳の時には、バリバリの現行車で検討する気にもならなかったが、5〜6年オチになった頃から、やっと周りの人間が乗り出したりした。その頃でもまだまだ、7Mのパールツートンなんかは、充分ハイソサエティの香りが漂う車だった。これくらいの車になると、変にハデなエアロを付けて乗るよりも、パールツートンで純正エアロにBBSの16〜17インチとかでライトブラウンのスモークを貼って、サラッと乗る方がスマートで格好良いと思う。


Z10系

   

↑華麗なスタイリング、日本初のデジパネを引っさげて衝撃的なデビューを果たした初代ソアラ。

昭和56年デビュー。当時再燃し始めていたスペシャリティカーの真打ちとして日産のレパードに遅れてデビュー。非常にコンセプトの似た車が、日産・トヨタと申し合わせたかの様に立て続けに登場したのには驚いた。このジャンルの車(スタイリッシュで高級でハイテクな車)に小学生が飛びつかないハズがなかった。当時、良く分からなかったがツインカム6(5M−GEU)の響きもハイメカを感じさせるモノだったし、デジパネには感動した。一瞬にして好きになってしまった。新車時は「国産で唯一BMWとタメを張れる車」な〜んて称されて、デートカーとして最高の地位を得ていた。ソアラに乗っていればもてる??などという神話まで作ってしまった。そして、僕が免許を取った頃には、後期は中古でも結構高かったが、前期のVXとかVRはかなりお手頃になっていた。かなり欲しかったなぁ。大学とかで女の子に「車、何乗ってんの?」「ん〜、チョット古いけどソアラだよ」などというセリフを使ってみたかった。しかし、実はその頃すでに、Z10ソアラはヤン車としてもブレイクしており、ちょうどフルエアロにヒロの2段パネなどが全盛であった。シャコタンブギのハジメちゃん仕様(白と水色のツートン)も地元で良く見かけた!その後は福岡仕様としても人気を誇っていた(この世代のトヨタ上級車は全部その流れだね)。その後、しばらく身を潜めた感があったが、最近またブレイクの兆しが見える。こういう好きだった車の人気が再燃するのは、とてもうれしい!